マンマミーヤ!〜多彩な具材でピザを焼く〜

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画:ゆうめい
下の箱絵を参考に描きました。(笑)



です。
結構使い込んでいるので、かなりボロボロになってます。(笑)
カードゲームなので、箱にしまうとコンパクトで持ち運びも非常に便利です。



具材カードと、レシピカードです。
具材カードは、左上から、
オリーブ(私達は「弾丸」と呼んでいます(笑))、
ペパロニ(私達は「からし」と呼ぶ事が多いです)、
サラミ(考えてみると、サラミだけあだ名がありません…)、
マッシュルーム(私達は「きのこ」と呼ぶ事が多いです)、
パイナップル
(かたくなに「チーズ」と呼ぶ人もいます。ピザにパインを入れるのが嫌いな人は特に(笑))
の5種類です。

5色のレシピカードは、それぞれの色の食材に対応しています。
レシピカードには、その色の食材をメインとしたレシピが描かれています。



レビュー

レシピに合わせて5種類の具材をトッピングして、ピザを焼くゲームです。
中々ユニークなルールなので、最初に口で説明されてもピンとこないかも知れませんが、
1度練習で1ラウンドプレイしてみれば、すぐに飲み込めると思います。
私が未プレイの方にインストする時も、ルール説明は軽めにして、
ともかく練習で1ラウンドプレイしてもらう事にしています。

一見、記憶力が全てのゲームに見えるかもしれませんが、
実際には、次々とレシピが投入され、不確定要素が増えて行く為、
中々場に出たカードを正確にカウントできるものではありません。
記憶力がこのゲームの重要な要素である事は間違いないのですが、
無理に全てのカードを覚えきろうとすると、かえってズルズルと後手を引いてしまいがちです。
実は、いい加減な記憶を頼りに、勘と度胸で勝負するゲームだと思います。(笑)

目標(勝利条件)が分かりやすいので、ルールさえ飲み込んでしまえば、
ゲーム初心者の方でも割合すぐに勘所をつかめると思います。

自信を持って投入したレシピが勘違いで焼けなかったり、逆に適当に仕込んだレシピや、
諦めて捨てたつもりで出した(私達は「野に放つ」と言ったりします)レシピが偶然焼けてしまったりと、
ピザを焼くフェイズはワクワク感いっぱいで、いつも盛り上がります。
プレイ感も軽めで、一度プレイすると繰り返し遊びたくなるゲームです。


やり込み要素や戦略要素もしっかりとありますが、運の要素も実にいい感じのバランスで
入っているので、初心者でも経験者でも十分に楽しむ事ができます。
プレイヤーのレベルを選ばない事に加え、プレイにそれほど場所もとらず、
2〜5人の何人でプレイしても面白い
ので、色々な場に対応できる点も魅力です。
シンプルな道具立てなのに、実によく出来ているなあと感心します。

いつでもどこでも「ちょいとピザでも焼きますか」と言う感じで手軽に楽しめる、
個人的にかなりお勧めのゲームです。



リプレイ




評価

記憶力が重要な要素となっているゲームではありますが、
トランプゲームの「神経衰弱」のようなガチガチの記憶ゲームではありません。
レビューにも書いた通り、いい加減な記憶と勘を頼りに勝負するゲームだと思います。
とはいえ、勿論単純な運ゲーではなくある程度のカウントは可能かつ必要な所が、
実にいい感じのバランスとなっています。

なるべく正確にカウントした方が有利な事は確かですが、
マンマミーヤカードの存在も含めて、運の要素もかなり大きく、
記憶力の良い人がいつも必ず勝つと言う程ではありません。

次々レシピが投げ込まれると、他のプレイヤーが投げ込んだレシピが
実際に焼けるかどうかも判断しなければならなくなり、
それだけでも、完璧にカウントする事が困難になります。
特に、一番カウントが困難でありながら、適当に仕込んでも運次第で結構焼けてしまう、
[?]レシピカードの存在が絶妙です。

個人的には、ピザを焼く時に手札から具材を追加できるルールが、
ゲームバランスを構成する上で、実にうまく機能していると思っています。
このルールのおかげで、レシピに必要な具材が場札に全て出揃う前に、
他のプレイヤーに先んじてレシピを仕込む戦術が基本となっており、
結果的に不確定要素を増やす事に成功しています。

それら様々な要素があいまって、
ピザ焼きフェイズで一喜一憂する時のワクワク感は

他のゲームにはない独特の楽しさになっています。

ゲームデザインや演出も、テーマとぴったりマッチしていて、
食事の前にプレイしていると、いい感じでお腹が減ってきます。(笑)


ただ、「記憶の必要なゲームは基本的に嫌い」という人はどうしてもいますから、
必ずしも万人向けのゲームとは言えないかも知れません。
(自慢じゃないけど覚える事が大の苦手の私でも十分楽しめますから、
殆どの人は大丈夫だとは思いますが…)


私の評価は9点です。


 ※追記※(2011/09/22)
恥ずかしながら、ルールを間違ってプレイしていた事が判明しました。(汗)
本当のルールは、自分のターンに仕込む事が出来るのは、
具材カード1種(複数可)又は具材カード1種(複数可)+レシピカード1枚なのですが、
「希望の船」のゲーム会では、自分のターンに仕込むのは、
具材カード1種(複数可)又はレシピカード1枚というルールでプレイしていました。
実は、私が初めてこのゲームをプレイした時のグループではこのルールを採用していたので、
すっかりそれが本来のルールと思い込んで、ルールブックの確認を怠っていました。(大汗)
そのグループの方に確認してみた所、「具材とレシピを同時に仕込める事にすると、
あまりに簡単にピザが焼けすぎる」
(個人的にその意見には賛成です)という理由で、
そのグループでプレイする時は、上記のハウスルールを採用していたそうです。

ただ、ルールを間違えておいて、こんな事を言うのもおこがましいのですが、
上記ハウスルールは、本来のルールに勝るとも劣らない位面白いと思いますので、
特にこのゲームに慣れた方には、是非一度試してみて頂きたいと思います。

この頁の紹介記事は、上記のハウスルールを使用してプレイしてのものとなっています。
以上を受けて、実際に本来のルールでもプレイしてみて、この紹介記事の内容を再検討してみた結果、
上記の「レビュー」「評価」の記事は、文面を変更しなくても問題ないと判断しましたが、
下記の「攻略のヒント」(出張版含む)の内容は、本当のルールでプレイする場合には
一部ヒントとして適切でない部分もあると思います。
なるべく近いうちに詳しく検討して書き直す予定ですが、今しばらくお待ち下さい。(汗)


攻略のヒント

1.自分のレシピのメイン具材は手札に残すべし
 [15+]のレシピを除いて、自分が担当するレシピのピザを焼くには、
 必ずそのレシピの色に対応した具材(赤色であればサラミ)が1枚必要です。
 ピザ焼きフェイズの時に、他の具材はそろっているのに、メイン具材1枚が足りなくて
 ピザを焼き損ねてしまうのは、非常にもったいない話です。
 自分のレシピのメイン具材は、ピザを焼く時に絶対に1枚必要になるのですから、
 ピザ焼きフェイズに入る前に、念の為何枚か手札に入れておくようにした方が良いでしょう。

2.カウントのコツ
 場に出たカード全てをカウントしようとしても、中々簡単ではないですし、
 そもそも全てのカードをカウントする必要もありません。
 例えば、今手札にあるレシピカードが、[ペパロニ4個]のカードと[オリーブ4個]のカードだったなら、
 とりあえずペパロニとオリーブの数だけ数えていれば良いのです。
 それ以外の具材については、新しいレシピカードを引いてから数え始める位で大丈夫です。
 仮に記憶があやふやになっても、具材が足りない時は後で焼く時に手札から足す事もできますから、
 いい加減なカウントでも結構何とかなるものです。


更なるヒントはこちら


アンケート

評価平均:8.00点

名前 評価 感想
いとう 一応記憶力が重要になるゲームではありますがカードが増えてくる後半はなんとなーくこんな感じだったな、くらいでレシピを投入していくので半分運だめしみたいな感じです。最後のピザ焼きフェイズで上手くハマると楽しい。
もりもりぎゅるエロス 記憶力の勝負。適当に出しても運で稼げるカードもあるのでいい。
ゆうめい (詳しい感想は本文を参照して下さい) プレイヤーのレベルによらず楽しめる上に、コンパクトで持ち運びが楽なので、どこかにゲームを持って遊びにいく時は、ついでと言う感じで、必ずこのゲームも持っていきます。そういう事もあって、私が持っているゲームの中では、もしかしたら一番プレイされているゲームかも知れません。おかげで、私の「マンマミーヤ!」の箱は、既にボロボロになっています。(笑) 
りょうえい ある程度の記憶と計算がプレイを有利にするが、偶然に左右されるケースが多いので感覚だけでプレイしても勝てる敷居の広さが楽しい。麻雀が運7、腕3と言われるがこのゲームもそのくらいの良いバランスで出来ていると思う。
アキラ ルールの簡単さ:★★★  戦略性:★★  パーティー性:★★★
コンポーネント:★★  再プレイ:★★
榊しげる このゲームで一番盛り上がるのはピザが焼けるかどうかめくっていくフェイズなので、そこを多く遊ぶべく、どんどん食材を投入してプレイ回数を増やすのがいいと思う。じっくりと考えて記憶力で勝ちにいくより、あまり考えずにテンポ良くどんどん食材とレシピを投入していった方が盛り上がる…ハズ。いままでのプレイはあまりそうならなかったけど。
西 ただの覚えゲーかと思いきや、後半のピザ焼きフェイズに、手札からカード(具)を出せるのが不確定要素になってて感動。まさにその不確定要素がいいトッピングになってるゲームでした。プレイしていると不思議とお腹が空いてくるので、夕食の前にプレイしよう。


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