ワードバスケット 〜しりとりをアレンジした楽しいパーティーゲーム〜

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です。
確か2005年頃(もしかしたらもっと昔)に買ったものなので、
現在販売されているものとはデザインが異なります。


カードとバスケットです。
バスケットは収納時は折りたたまれていますが、簡単に組み立てる事ができます。
(現在販売されているバージョンは、箱のふたをバスケット代わりにするらしいです)


レビュー

誰でも知っている「しりとり」を、パーティーゲームとして見事にルール化したゲームです。
「頭の体操」にもなると思いますよ。(笑)

ルールは非常に簡単な上、良い意味でアバウトな部分もあって、
ゲームに不慣れな方でも、すんなりプレイすることが出来ます。
誰からともなく「もう1回」の声が上がって、繰り返し遊びたくなるゲームです。

プレイの手番が順番に来る訳ではなく早いもの勝ちである事が、
多くのゲームとはちょっと違う、このゲームの特徴です。
トランプゲームの「スピード」をプレイされた事がある方は、
それと似たようなプレイ感覚と言えば、イメージがつかみ易いでしょうか。

基本的には、場に出ているカードに書かれた文字で始まって、
手に持っているカードに書かれた文字で終わる3文字以上の単語

を叫びながら、カードをプレイします。
日頃、「ある文字で始まる言葉」を考える事はあっても、
「ある文字で終わる言葉」という発想で頭を使う事は滅多にない事に気付かされます。

通常カードの他に、様々な特殊カードがあって程よい味付けになっています。
また、どうしても言葉を思いつかない時に任意の枚数手札を入れ換える事のできる、
「リセット」ルールがゲームの流れに適度な変化をつけており、
個人的には、かなりの傑作ルールと思っています

苦し紛れにひねり出した単語にみんなで大笑いしたり、
2人以上の人がほぼ同時にカードを出そうとしてカードの投げ込み合いになったりと、
パーティーゲーム要素たっぷりで、非常に場が盛り上がります。

プレイヤーのゲームの経験値にはあまり関係なく、どんなメンバーでもそれなりに盛り上がりますし、
それほど場所も取らないので、旅行等に持って行くにはうってつけのゲームだと思います。


リプレイ



評価

個人的には大好きなゲームなのですが、良くも悪くも得手不得手のはっきり出るゲームです。
一般的に言って、ゲームと言うものは経験を積む程に上達するとしたものですが、
このゲームの場合、強い人は最初から強いし、苦手な人は何度やっても苦手というケースが
(私の経験上は)結構多いように思います。

得意な人同士がやれば、1プレイ数十秒〜十数秒位で終わる事も珍しくないですが、
苦手な人同士だと、数分間ピクリともゲームが進まないという光景も良く目にします。
こうしたレベルのプレイヤーが混在した状態でプレイしても、勝負の結果は明らかなので、
純粋に「勝負」を楽しむという観点で言えば、なるべく同じくらいのレベルのプレイヤー同士で
プレイべきという事になるでしょう。

とはいえ、実際のところ、このゲームはあまり勝負の結果にこだわるようなタイプのゲームでもないですし、
このゲームの持つパーティーゲーム的な楽しさは、苦手な方でも十分味わえると思います。
「不得手だけれど、このゲームをプレイするのは大好きと」言う方も、少なくありません。

基本ルールでは誰かが最初に上がったらゲーム終了ですが、
苦手な人が何も出来ないまま終わってしまうケースが多いようなら、
上がった人がどんどん抜けて、最後の一人になるまで続けるルールにするのも一法です。
(そうすると、早目に上がった人の待ち時間がかなり長くなってしまう可能性はありますが・・・)

「希望の船」でこのゲームをプレイする時は、同じ人ばかりが勝つのを避ける為、
勝ったプレイヤーは次回の手札を1枚づつ増やすハンデをつけ、
手札が10枚になった人が上がったら、その人の勝利で終了というハウスルールを採用しています。
(基本ルールの手札は5枚)
もっと長くプレイしたい時は、手札10枚の人が上がったら、その人の手札を5枚に戻して、
文字数の制限を1文字増やします。(これは、かなりきついハンデです

最初にも書いたように、得手不得手のはっきり出るゲームですが、
このゲームの得手不得手は、ゲームの経験値にはあまり関係ないように思います。
私はこのゲームを、ゲームの経験値の高いフィールドから、そうでないフィールドまで、
色々な所に持ち込んでプレイしてみましたが、例外なく場が盛り上がり
殆どの方に、おおいに楽しんでもらえたと思っています
また、2人から多人数まで、どんな人数にも問題なく対応できる点も、
このゲームの大きな長所のひとつだと思います。

「脳トレ」じゃないですが、「脳年齢」が気になる方には、
錆び付いた頭の訓練にもなるかも知れませんよ?(笑)

私の評価は9点にしておきます。
但し・・・、

実を言うと私はこのゲームが大好きなだけでなく、かなり得意で、
色々なフィールドに持ち込んでプレイしましたが、
上記ハウスルールでプレイして、殆ど負けた事がありません。

それ故に、このレビューがやや客観的公平性を欠いている可能性がある事は、
念の為申し添えておきます。(もとよりレビューは主観で書くものではありますが・・・)


攻略のヒント

1.困ったらどんどん「リセット」すべし
 「リセット」ルールを活用する事は、このゲームの戦略において非常に重要な要素です。
 使いにくいカードは、躊躇せずどんどんリセットしてしまいましょう。
 また、単に使いにくいカードを入れ替える為だけでなく、上がり目前の人を妨害する為にも
 「リセット」は非常に有効です。「希望の船」の参加者の中では、もりもりぎゅるエロス氏が、
 この「リセット」のテクニックに非常に長けていて、リーチのかかった人が上がりそうなそぶりを見せたら
 すかさずリセットする技術には、本当に感心する事がしばしばあります。


アンケート

評価平均:6.50点

名前 評価 感想
もりもりぎゅるエロス 10 女性には、カードを出す前に思いついた言葉を吟味しなければというハンデ(?)が。選ぶワードによって、その人の性格がわかるので。
ゆうめい (詳しい感想は本文を参照して下さい) 余裕があるときは、その時のメンツにふさわしい言葉や、ちょっとカッコイイ言葉でで上がろうとか狙ったりすることもあります。コンボを決めて4〜5枚連続でカードを出した時の快感は中々のものです。
michi かなり苦手。何回かプレイすればよく使う(使える)単語は覚えられるが、スラスラ出てこない…。 プレイ人数が増えてもゲームの難易度や雰囲気は変わらない気がする。
らくだ 自分も得意なほうではないのだが、得手不得手がはっきりと出るゲーム。声の大きさや手の早さが勝負を分ける事もあるが、基本的には頭の回転の速さがほとんどの部分を占めると思う。そのため、じっくり考えるタイプの人にはまるで向かないが、私はこれが下手の横好きってやつで、けっこう好きである。
榊しげる しりとりをゲームとして上手く昇華していると思う。プレイヤーによって得手不得手がハッキリしているようなので、メンツで面白さがかなり変わる。自分と同レベルのプレイヤー4〜5人でプレイできれば盛り上がるかも。公平性を保つためにも、カードを配り終わってセーノでバスケットに一枚目が投入されるまでカードを見ない方がいいのでは?
PON これは…ゆったりした脳や行動の方には向いていないようです。語彙も勿論ですが、少しでも行動をちゅうちょしたり長考してしまうと、ついていけなくなってしまいます。家族や兄弟で遠慮なくやれる間柄だと白熱しそうではあります。もう何度かやって慣れたら楽しいかも知れません。
こま 全然ついて行けなかったです。 受精卵からやり直さないとダメですねw
すくーる 得意、不得意がはっきり分かれます。不得意な人にとっては苦痛かも。


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