宝石の煌き   〜効率よく宝石を集めて、ナンバーワンの宝石商を目指せ!〜

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です。
一般的なボードゲームの箱の大きさです。



ゲームに使用する、カード類とトークンです。
左端の正方形のタイルが貴族タイル
中央のカード群が上列から順にレベル3,レベル2,レベル1の発展カード
右端の丸いコイン状のコマが宝石と黄金を示すトークンです。


レビュー

*ルールはシンプル。5色の宝石を効率よく集めよう!

貴方はルネッサンス期の豪商として宝石を集め、
カードを購入したり貴族を呼び寄せたりして得点を競います。

ルールは比較的シンプルで、プレイヤーが手番に出来る事は、
@宝石(トークン)を獲得する。Aカードを1枚購入する。Bカードを1枚予約する。
三択のみで、この中からどれかひとつを選択してアクションします。

宝石は、ダイヤモンド(白)エメラルド(緑)サファイヤ(青)
ルビー(赤)オニキス(黒)の5種類(5色)あります。
@宝石トークンを獲得する場合は、異なる色の3個または
(その色の宝石が4個以上残っていれば)同色の2個を銀行から獲得出来ます。
但し、手元に宝石(と黄金)トークンは10個までしか持てません


*カードを購入して購買力を強化

そのカードに書かれた代価分だけ宝石を支払う事で、Aカードを購入する事が出来ます。
全てのカードには必ず1個ずつ何かの宝石が描かれていて、
カードを購入すれば、次のラウンドからはそのカードに書かれた宝石も支払いに使用できます。
支払いの際、宝石トークンは必要な分だけ銀行に返却しなければなりませんが、
購入したカードに描かれた宝石は減らす必要がなく、ゲーム終了まで持続して効果を発揮し続けます。
得点の数字が書かれたカードを購入すれば、それがそのまま購入したプレイヤーの得点となります
カードにはレベル1〜レベル3の3つ山があり、それぞれの山から4枚ずつが場札になります。
レベルが高いカードほど、購入費用が高くなりますが、その分得点も高くなります。
誰かが場のカードを購入(または予約)したら、そのカードと同じレベルの山札から1枚場に補充します。

Bカードを予約すると、そのカードを確保できると同時に黄金を1個獲得できます。
黄金はいわゆる[ジョーカー]や[ワイルドカード]にあたり、任意の宝石の代わりに使用できます。
予約するのは、場札でも山札でも構いません。
山札から予約した場合、他のプレイヤーにカードの内容を見せる必要はありません。
予約したカードは、次のラウンド以降の手番の時に、
購入したければ購入する事ができます。(最後まで購入しなくても構いません)
同時に3枚までなら、購入せずに予約だけしておく事が可能です。


*カードの宝石で貴族を呼び寄せる

手番終了時、購入したカードに描かれた宝石の合計が貴族タイルに書かれた個数に達したら、
手元に貴族がやってきます
購入したカードに書かれた得点と、手元にやってきた貴族の得点の合計が、
そのプレイヤーの得点です。

誰かが15点(以上)に達したら、そのラウンドの最後までプレイしてゲーム終了です。
ゲーム終了時点で最も得点の高いプレイヤーの優勝です。

比較的簡単なルールで戦略と運と駆け引きが楽しめ、繰り返しプレイしたくなるゲームです


リプレイ

大変申し訳ないのですが、リプレイ記事はまだ完成していません。(汗)
プレイ中のイメージは、こんな感じです。(3人プレイ)↓

プレイ中

 
プレイ終了時


評価

*ついつい繰り返しプレイしたくなる、中毒性の高いゲーム

中々に中毒性の高いゲームで、終わった後誰かから「もう1回!」の声が上がる事もしばしばです。
毎ターンの細かな損得の積み重ねが次第に大きな差になっていく為、
負けたプレイヤーが「もう少しだったな」「もっとやれたな」という気持ちになるので、
ついつい繰り返してプレイしたくなってしまうんですね。
気が付いたら一晩中このゲームばかりやっていた、なんて事もあったりして、
そうした状態を「希望の船」では「宝石曼荼羅」と呼んでいます。(笑)
(他に「ドミニオン曼荼羅」「チケットトゥ曼荼羅」「カタン曼荼羅」などがあります)


*常に対戦相手の動向を意識する必要があり、対人要素は大き目

直接相手を攻撃する要素はないですが、序盤は誰がどのカードを狙っている
中盤は貴族の取り合い終盤は15点に到達しそうな相手は誰か、と言った感じで、
最初から最後まで常に相手プレイヤーの状況を考慮する必要があるので、
インタラクション(プレイヤー同士の係わり合い)は高めだと思います。

カードのめくれ運の要素はそれなりに(状況によっては相当に)大きいですが、
どのカードを狙うかといった戦略の要素もかなり大きいので、
初心者がいきなり慣れたプレイヤーに勝つのは少し難しいかも知れません。
ひとつひとつの手番だけ見れば、慣れた人も初心者も大差ないように見えるのですが、
中長期的な戦略の違いで徐々に差がついていくのです。


*雰囲気も良く、スピーディーに何度も繰り返し回したいゲーム

考慮すべきことは多いので、最初のうちは長考が多めになるかも知れませんが、
慣れてくると(メンバーにもよりますが)かなりスピーディーにゲームが進むようになります
考えようと思えばいくらでも考えられるゲームなので、
慣れてきてからも長考になってしまう場合もあるのですが、
個人的には、このゲームは納得するまでじっくり考えてプレイするよりも、
多少アバウトなプレイになってもなるべくスピーディーに回して、
その分何度も繰り返しプレイするのが向いているゲーム
だと思います。

宝石トークンのずっしりとした重さも、個人的に非常に良い雰囲気を演出していると思います。
これが紙製の軽いチップだったりしたら、多少評価が変わったかも知れません。(笑)

私の評価は9点です。


攻略のヒント

1.貴族を呼ぶのに必要な宝石をチェックするべし
 ゲームのセットアップが終わったら、まずそのゲームで登場する貴族を呼ぶ為に必要な宝石を確認しましょう。
 多くの貴族に要求されている色の宝石ほど重要度が高く、重要度の高い宝石の描かれたカードは、
 当然ながら獲得の優先度が高いカードという事になります。
 貴族を呼ぶのに必要な宝石を確認したら、次に場に出ている重要度の高いカードの状況を確認します。
 レベル2の場にある重要な色の宝石カードは、ゲーム中盤の重要な目標になります。

 ゲーム序盤はどんな色の宝石でもパワーとなるので、あまり極端に宝石の重要度を意識し過ぎる必要はないですが、
 特定のプレイヤーに重要な色の宝石のカードを独占させるのは、なるべく避けるようにしましょう


2.「予約」はやむをえない時の非常手段
 「カード予約」のルールは、欲しいカードを確保できて、それを購入するタイミングも自由な上、
 いわゆる[ジョーカー]に当たる黄金のトークンも得られるので、最初のうちは何だか
 良い事ずくめのように感じるかも知れませんが、実は1手かけていながらカードを購入できず
 得られるトークンも(黄金とは言え)1個だけと言う、かなり効率の悪い手段です。
 場合によって「予約」が有効に生きる場面もありますが、基本的には非常手段なので、
 なるべく避けた方が無難です。
 「予約」が有効になる可能性があるケースは、攻略のヒント出張版にまとめました。


さらなるヒントはこちら


アンケート

評価平均:8.19点

名前 評価 感想
戸田 9.5 重要度の高い特定の宝石カードやチップを買い占めたり、 相手プレイヤーの邪魔をするために予約をしたりと、 それなりの戦略性とカードの引き当て運とのバランスが調度いいゲームだと思う。 ルールが難しすぎないところも◎
榊しげる 運要素・技術介入度・対人要素のバランスがいい。少ないギミックのわりに毎回ゲーム展開が変わって飽きがこない。中盤以降の逆転要素が少ないものの1プレイが短いので何度も繰り返し遊べる良ゲーム。
ゆうめい (詳しい感想は「評価」を参照して下さい) 何度やっても、もっと上手く出来そうな気がするゲーム。上級者の方から見ると良い手ではないのかも知れないんですが、何をして良いか分からない時に、運を天に任せて山札から予約する作戦が結構好きです(笑)
桐原 なんというか勝てないゲームなのですが、ひたすらサクサクと宝石のやりとりをするのがほんのり楽しい。コンポーネントの勝利というのを感じます。
西野沢 地道に宝石を集めるのもいいけど、貴族の欲しがっている宝石をそろえて貴族を振り向かせるのが熱いです。宝石がそろった途端にホイホイやってくるのが、なんだかいかにも貴族って感じ。
百八 カードを獲得する事自体が楽しい。丁度手元の宝石で獲得できるカードがあると嬉しい。ローコストで獲得できると更に嬉しい。ノーコストなら最高に嬉しい。どこかのタイミングで点数稼ぎに行かないと勝てないのだけど、とりあえず取れるカードがあったら取りたくなる。とにかくカードを獲得する際の感触が楽しいゲームだと思います。
ひらやん プレイ中は自分の事で手一杯で、宝石の枚数を超過しそうになる事もしばしば。貴族を視野に入れた駆け引きは熱い。
すくーる  これは初見プレイだけだと意味がわからない。何回かやって戦略が見えてからが本番といった感じだけど、戦略が偏りがちで皆で同じことをすることになる。もうちょっと勝ち筋にバリエーションがあっても良いかと思いました。

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