ナンジャモンジャ   〜奇妙なキャラクターにあだ名をつけて呼び合う〜

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カードゲームなのではやや小さ目です。
耐久力にやや難のある箱なので、持ち運びの際はご注意を。



カードには、何種類もの珍妙なキャラクターが描かれています。


レビュー


ちょっと珍しい、ロシア製のカードゲームです。

手番プレイヤーは、山札の一番上のカードを1枚全員に見えるように表に向けます。
カードの表面には、何種類もの珍妙なキャラクターが描かれています。

そのキャラクターが、初めて登場したキャラクターであれば、
手番プレイヤーが適当なあだ名をつけます。
あだ名は、そのキャラクターの外見からイメージしたものでも良いですし、
まったく関係ないものでも構いません。

一度あだ名のついたキャラクターがめくれた時は、
いち早くそのキャラクターのあだ名を叫んだプレイヤーが、場のカードを獲得します。

順番に手番プレイヤーを交代しながらプレイを続け、
最も沢山カードを獲得したプレイヤーの勝利です。

上記の基本ルールの他に、よりスリリングな上級ルールもあります。

上級ルールでは、誰かの手元の獲得カードのトップにあるカードと同じキャラがめくれた時は、
「なんじゃもんじゃ!」と叫ばなければなりません。


小さな子供さんでも楽しめる位簡単なルールですが、
ゲーマー同士でプレイしても十分に盛り上がる楽しいパーティーゲームです。


リプレイ

大変申し訳ないのですが、リプレイ記事はまだ完成していません。(汗)
プレイ中のイメージは、こんな感じです。↓




評価

レビューにも書きましたが、ロシア製のゲームはちょっと珍しいですね。
ロシアでは、ファミリー層を中心にヒットしたそうです。

正直に告白しますと、私が最初にルールを読んだ直後の印象は
いかにもお子様向けのお遊びのルールと言うイメージで、
「こんなので本当に面白いのかな?」と疑問に思ったものです(笑)

そして、半信半疑のままプレイしてみた結果、予想は良い意味で裏切られました。
確かに、比較的小さい子供でも楽しめる位簡単なルールですが、
いい年した大人がプレイしても非常に盛り上がる事請け合いです。

個人的には、初プレイの際には、まず基本ルールでプレイした後、
間をおかずに上級ルールでもう一度プレイする事をおススメします。

連続でプレイすると、直前のゲームの記憶にしばらく引きずられる感じが
非常に楽しいのです。


プレイするメンバーによってあだ名のセンスも様々で、
それもまたこのゲームをプレイする楽しみのひとつです。
勿論TPOはわきまえなければなりませんが、気のおけない同士でプレイするなら、
ちょっと「アレ」なあだ名をつけるのも、場が盛り上がって大いに結構だと思います(笑)

あだ名の付け方の一例としては、「のっぽ」「福耳」「オレンジ」等、
キャラクターの見た目の特徴からつけるのが一番無難ですが、あえて見た目と全然関係ない名前をつけたり、
「ぴよりん」「ぽんぽこ」等本当に適当な名前をつけるのも良いでしょう。
また、わざと他のキャラクターのあだ名と紛らわしい名前をつけたり、
全員の共通の友人の名前をつけたりしても盛り上がると思います。

ぱっとあだ名を叫ぶ反射神経が重要なので、得手不得手は割とはっきり出ます。
苦手な人はちょっとつらいかも知れません。

私の評価は7点です。



攻略のヒント

1.あだ名は場のみんなが知っている単語で
 これは勝つコツと言うよりも、楽しむ為のコツになりますが、あだ名に用いる言葉は、
 場の全員が知っている(あるいは全員が知らない)言葉にする方が盛り上がると思います。
 自分だけが知っている専門用語やキャラクター名をつけると、恐らく少し有利にはなりますが、
 場を盛り上げる意味では避けた方が無難でしょう。


2.上級ルールでは、「なんじゃもんじゃ」を意識すべし
 上級ルールを採用する場合、ゲーム中盤以降は「ナンジャモンジャ」の起きる可能性が高まります。
 ぱっとあだ名を言うのが苦手な人は特に、中盤以降は「ナンジャモンジャ」狙いで
 心の準備をしておく方がカードを取れる確率が上がると思います。


アンケート

評価平均:7.48点

名前 評価 感想
すくーる 10 これはゲームの構造上、自然と初プレイヤーが有利になるので初参加の人を引き込みやすい良いゲーム。回数をこなすと得意・不得意がはっきり分かれるゲームであることは否定できないが、独特すぎる絵柄のキャラに名前を付ける行為だけで既に面白い。ロシアで爆発的人気が出たというのも頷ける。
BLACKHEART  求められる記憶力、瞬発力、あだ名をつけるセンス! 最後がこのゲームの印象を決定づけてしまった…。緊張感も十分! いまドチラが早かったっけ…。
ゆうめい (詳しい感想は「評価」を参照して下さい) 2〜6人でプレイ可能となっていますが、人数は多い方が楽しめると思うので、なるべく4〜6人位でプレイするのがおススメです。成人向け漫画家ばかり6人でプレイしたときは、あだ名のセンスがすごい事になりました(笑)
百八 アナログゲー初心者でもすぐにできて、手堅く盛り上がる良ゲーだと思います。記憶力や反射神経以上に、程よく絵柄と関連した面白いあだ名をつけるセンスが問われますね。
らくだ 短期記憶の反射神経を競うゲーム。はっきり言って私は苦手だが評価は決して低くない。これの何が素晴らしいって、ルールである。単純明快で、誰でもすぐ出来る。実際のところ、このルールさえあれば、カードは何だって良い。自作したって良いし、本来のカードに混ぜて増やしたって良いのだ。知人さんの顔写真や漫画・アニメの有名キャラカードを混ぜてプレイしてみたい。
榊しげる ルールを聞いた時には変なネーミングを叫びあうパーティゲームかと思ったが「ナンジャモンジャ」(ゆうめい注:上級ルール)を取り入れると状況が一変。普通にゲームとして成立している。プレイ経験が多いプレイヤーほど不利になるゲームも珍しい。
辻善 知りうるボードゲームの中で最もカロリーを消費するゲーム! カードにつけられたあだ名を記憶しそれを瞬時に思い出して発声する、これだけのことが凄くエネルギーを使うと思い知るアクションゲーム。個人的には100点あげてもいいとても大好きなゲームだが、声を出すのが苦手だったりじっくり思考したい人にはあまり楽しめないだろう。低年齢の子供達と一緒に元気よく遊ぶには最適。


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