交易王 〜相場を読み、相場を操作して、交易で利益を得る〜

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です。
外箱(写真左)でもA5版の本位のサイズなので、さほど場所は取らない大きさなのですが、
更に内箱(写真右)を取り出せるようになっていて、コンパクトな内箱のみでの持ち運びも可能です。



コンポーネントです。

私が最初に他の方の家でプレイしたバージョンでは、
商品を表すキューブの色が原色系で、視認性は良かったのですが、
その後購入したこのバージョンでは、キューブの色がくすんでいて、
(その分雰囲気はテーマによりマッチしたものの)やや視認性が悪くなってしまいました。


レビュー

交易船を駆使して、刻々と変わる相場を読み、時には操作して、
様々な品物を貿易して利益を獲得します。


各プレイヤーのターンは2フェイズで構成されています。

最初のフェイズで出来る事は、船に乗せた品物を1個だけ交換するか、
スペシャルカードを1枚購入するか、パスするかの三択です。

次のフェイズで出来る事は、手札をプレイするか、山から2枚ドローするかの二択です。

山札がなくなった瞬間に、一番お金を持っていたプレイヤーの勝利です。


ご覧の通り、非常にシンプルなルールなのですが、
非常に濃厚な駆け引きとジレンマを味わう事が出来るゲームです。


スペシャルカードはいずれも強力で、どのカードをどういう順番で選ぶかで、
様々な戦略を選択することが可能です。

最終的にはお金を沢山持っている必要があるので、中盤以降は、
新たにスペシャルカードを購入するかどうかも悩み所になります。

他のプレイヤーとの駆け引きに勝って、文字通り「交易王」を目指します。



リプレイ

大変申し訳ないのですが、リプレイ記事はまだ出来ていません。(汗)
↓こちらは、プレイ中(3人プレイ)のイメージ写真です。




評価

プレイ可能人数は2〜4人ですが、このゲームの魅力を味わうには、
なるべく3人以上でプレイするのが良いと思います。

シンプルなルールのゲームですが、バランスが良く勝ち筋がいくつもあるので、
繰り返しプレイして、色々な戦術を試してみたくなります。

大雑把にいえば、特定の商品を自分に集中させて一気に大量得点を狙う作戦と、
バランス重視で他のプレイヤー動きに便乗する作戦に分かれるのですが、
他のプレイヤーの動向を見据えながらの駆け引きの妙もあり、
更にカード運や展開運の要素もそれなりに大きいので、安易な必勝法は恐らく存在しません。


テーマとプレイ感が非常にマッチしていて、コンポーネントの雰囲気も良く、
プレイしていると気分はもう交易商です

決して軽すぎず、かと言って重すぎもしない手頃なプレイ感で、
何度も繰り返しプレイしたくなる、個人的にオススメのゲームです。


私の評価は9点です。



攻略のヒント

1.スペシャルカードは早めに購入
 スペシャルカードはいずれも強力で、持っているだけで効果を発動します。
 1ターンでも長く(早く)手元に持っていれば、それだけ多くカードの恩恵を受ける事ができます。
 また、スペシャルカードの枚数には限りがあり、モタモタしていると売り切れてしまいますから、
 ゲーム序盤で欲しいカードが買える状況では、原則として購入をためらう理由はありません。
 逆に、ゲーム中盤以降は、そのカードに購入費用に見合うだけの見返りがあるかを
 冷静に判断する必要があります。ゲームの勝利条件はなるべくお金を稼ぐ事であり、
 カード購入は一時的に手元のお金を減らす行為だからです。

2.ゲームのテンポに注意
 このゲームは、展開によって、びっくりするほどゲーム終了が早くなったり遅くなったりする事があります。
 単純な話、多くのプレイヤーが自分ののターンにカードをドローしまくれば、ゲームはあっという間に終わります。
 調子に乗って手札を蓄えていたら、使う間もなく終了といった展開にならないよう気をつけましょう。
 逆に皆があまりドローせず、ちまちま1〜2枚ずつプレイする展開なら、かなりゆっくりした流れになります。
 中盤以降のスペシャルカードの購入は、こうしたゲームのテンポも考慮に入れて検討すべきです。
 勿論、プレイ人数によってもゲームのテンポは大きく変わります
 当然ながら、プレイ人数が増えるほど自分のターン回数は減りますから、相対的にテンポは早くなり、
 スペシャルカードの適切な購入枚数も、自然に減ることになります。


更なるヒントはこちら


アンケート

評価平均:8.00点
名前 評価 感想
ゆうめい (詳しい感想は「評価」を参照して下さい) 手番で出来る事は限られているのに、行動の選択肢は意外と多いので、特に序中盤での選択は中々悩ましいです。展開を読み、先を見据えた選択をしたつもりでも、ゲームは中々予想通りには進んでくれません。(笑) プレイ人数によってもかなりプレイ感が変わるので、いろいろな人数で遊び倒してみたいゲームです。
らくだ 個人的にはかなり好きな部類。「資源」の視認性が今ひとつと言われるが、私は特に問題とは感じなかった。貨物船、契約書などの強力な機能カードを取るのは重要だが、「潮目を読む」のが特に重要で、それさえうまく行けば―もっともそれはプレー相手の手にもよる―、機能カード1枚でも勝てない事はない。勝つには機能カードが必須なのだが、「相場」を読んで積み荷をうまく換えるのが醍醐味と感じた。
榊しげる プレイヤーに出来ることは少ないが選択肢は多いという謎のゲーム。常に入れ替わる相場を読みながら他のプレイヤーより少しでも多く利益を得ようと画策する姿はまさに交易商人。カード運より展開運が重要。直前まで相場がわからず、「○○一択」という局面も少ないため、慣れるまで(慣れても?)自分の手番で時間を費やしてしまうかもしれない。インディゴとフィッシュの視認性の悪さはどうにかしてほしい。交易王に俺はなる!
すくーる ルールが多少複雑ですが1回やれば覚えるレベル。かけ引き要素も高くて、なかなかやり込めそうなゲームです。4人プレイで1回しかしてませんが、装備を整え終わる頃にはすでに山札がなくなりかけている感じなので、おそらく3人が適正人数ではないかと。


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