モダンアート  攻略のヒント出張版


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(ヒント1と2は、紹介記事の中にあります。)

3.「運命共同体」を作るべし
 特にゲーム序盤は、自分が流行させたくて場に出した画家のカードを自分で買い取ってしまうと、
 その後、次の自分のターンまで他のプレイヤーがその画家の絵をプレイしてくれるとは限らず、
 最悪の場合、その画家が3位以内に入れなくて買い取り価格0$といった事にもなりかねません。
 (これを、「希望の船」内では「絵がクズる」と言っています)
 ヒント2にも書きましたが、自分が買い取った絵の価値を上げる最も簡単な方法は、
 自分のターンにその画家の絵を場に出す事
ですから、ある画家の絵を買い取ったプレイヤーは、
 次の自分のターンでその画家の絵をプレイしてくる可能性が高いと言えます。
 なので、ゲーム序盤は多少相手においしい思いをさせても、自分が流行らせたい画家のカードを他のプレイヤーに
 買ってもらって、そのプレイヤーが「運命共同体」として流行作りに協力してくれるように仕向けるのが無難です。
 誰だって、自分の買った絵画の価値が下がるのは避けたいのですから。


4.基本戦略は「流行を作って売り抜ける」
 このゲームの基本となる戦略は、「流行を作って売り抜ける」です。
 序盤のラウンドで流行を起こし、その画家の絵画の価値が上がった後半のラウンドで、
 出来れば[ダブルオークション]を使って高額で売り抜けたい所です。
 流行を作るには、序盤に流行らせたい画家の絵を場にプレイしなければなりませんが、
 あまり手札からプレイし過ぎると、いざ売り抜けたいときにその画家のカードが手札になくなってしまいます。
 ヒント3とも関連しますが、売り抜ける為のカードを温存しつつ流行を作るには、
 自分の仕掛けた流行に、他の人が乗ってくれる展開が理想的です。


5.絵画の残り枚数をカウントすべし
 完璧に勝とうとするなら、各自の持ち金を全てカウントするのが理想ではありますが、余程の記憶力がないと
 全てを覚えておくのは中々大変で、どうしても大雑把な把握になってしまうのは仕方ないと思います。
 それに比べれば、絵画の残り枚数のカウントは比較的楽ですし、こちらも把握しておくべき重要な情報です。
 全部覚えておくに越した事はないですが、各ラウンドの結果を見るだけでも、ある程度把握する事は可能です
 一番分かりやすいのはラウンドで1位になった画家の絵画で、そのラウンドで間違いなく5枚プレイされています。
 カウントを利用する分かりやすい例を挙げれば、デッキに13枚しか入っていない画家の絵が、
 もし既に2度もラウンド1位になっていたなら、その画家の絵は少なくとも場に10枚プレイされている訳で、
 (最大でも残り3枚しかないのですから)以降のラウンドでは絶対に1位にはなりません。
 どんなに価値が上がった絵でも、残り枚数が少なければ「クズって」しまう危険もあります。
 絵画の残り枚数はゲーム終盤では特に重要な情報ですから、自分の手札も含めてしっかりチェックしましょう

 条件が限定的ですが、終盤で特定の画家の残りの絵画を全部自分が持っているような時には、
 その画家の絵を場に出して、誰かが買い取ったら残りを封印して「クズらせ」狙い、皆が警戒して手を出さず、
 自分が安価で買い取れたら、残りを場に放出して銀行買取で儲ける、と言った作戦も可能です。


6.それぞれの競り方の特徴を知るべし
 5種類のオークション方法には、それぞれ特徴があります。
 どのような時にどの競り方を選択すべきか、私の考えるそれぞれの競り方の特性についてまとめてみます。
 (手札の関係で、思うように競り方を選択できない場合もしばしばあるのですが…)

  [オープンオークション]:価値を煽って高額で売り抜けたい時に 
   世間一般で「オークション」と言えば、この形式ですね。
   一昔前に「ハンマープライス」なんて番組もありましたが、
   やはり買い手が一番アツくなりやすい競り方と思います。(笑)
   価値を煽って高額で売り抜けたい時に最適の競り方で、
   特に全員がアツくなりがちな場では効果的です。

  [フィクスドプライスオークション]:他人に買ってもらいたい時に
   個人的に、一番値付けの難しい競り方だと思っています。
   どちらかと言えば、自分の儲けはそれ程多くなくても良いので、
   他のプレイヤーに買ってもらいたい時に使いたい競り方です。
   出品者の番まで回って来てしまった時は、かなり割高感のある
   値付けだったと言う事になります。
   右隣のプレイヤーに買わせたくない時にも有効です。

  [ワンスアラウンドオークション]:自分で買い取りたい時に
   最後に出品者の番が来るので、直前のプレイヤーがつけた価格に
   1$だけ足せば、出品者が自分で買い取る事が出来ます
   なので、どちらかと言えば自分で買い取りたい時に使いたい競り方です。
   具体的には、他人の仕掛けた流行に乗っかる時などですね。
   勿論、予想外の高値がついたらそのまま売ってしまえば良い訳です。
   左隣のプレイヤーに買わせたくない時にも有効です。

  [シールドオークション]:いつでも使える万能タイプ
   絶対買ってもらいたいなら何も握らなければ良いですし、そこまでせずとも
   「最低限この価格なら自分で買い取る」と思う価格を握れば良いので、
   なんとなく「保険つき」と言う感じで、出品者としては気楽な競り方です。
   逆に、出品者以外のプレイヤーにとっては、他の人の様子を見ながら
   判断する事が出来ない為、値付けの難しい厄介な競り方になります。
   序盤の様子見でも使えますし、終盤に使えば、場合によっては
   [オープンオークション]より高額が付いたりもします。

  [ダブルオークション]:勝敗の鍵を握る強力な「切り札」
   1手で2枚(手番2回分)のカードをプレイできる、非常に強力なカードです。
   勝負の鍵を握るカードで、終盤で売り抜けて儲けたい時は勿論、
   序中盤で画家の人気の順位を逆転するのにも力を発揮します。

   「一度に2枚(手番2回分)売りに出せる」という利点を生かすには、
   当然ながら2枚同時にプレイするのが基本になりますが、
   特に序中盤は、あえて単独で場に出すのも結構有力です。
   単独で出されると、隣のプレイヤーは、パスすれば順番を飛ばされ、
   出品に乗っても、次にやろうとしていた事が出来なくなってしまいます。
   また、単独で出した場合、自分で買い取る時に実質25%引きで買えるのも魅力的です。

  現在発売されているバージョンでは、私が持っているバージョンから
   [ダブルオークション]を単独で出した場合のルールが大幅に変更になっていました!

   具体的には、「売り上げは出品に乗ったプレイヤーとの折半」だったのが→
   「全額乗ったプレイヤーのもの
」となっています。
   それに伴い、自分で買い取ったとき実質25%引きになるルールも消滅しています。
   随分大きな変更で驚きました。
   この「新ルール」では、その画家の4枚目として出す時以外、

   [ダブルオークション]を単独で出すメリットはないですね。




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