交易王  攻略のヒント出張版


攻略のヒント出張版TOPに戻る
交易王の紹介記事に戻る


(ヒント1と2は、紹介記事の中にあります。)


3.独占戦略と相乗り戦略
 このゲームにおける戦略は、大雑把に言って独占戦略相乗り戦略の2つ
 (両者の中間的な戦略を取る場合も往々にしてあるのですが)に分類できます。

 独占戦略とは、複数の船に同じ品物を載せて、その品物のカードを一度にたくさん
 (または場に多い品物のカードを)プレイする作戦
で、
 相性の良いスペシャルカードは港湾労働者です。
 上手く決まれば一撃で大量の収入を得られますが、その瞬間孤立状態になる為、
 次の自分のターンが来るまで他のプレイヤーのプレイによる収入は絶望的です。
 この作戦を実行する時に、プレイする同一品目の品物カードをわざと全部プレイせず手元に残しておいて、
 次の自分のターンでもう一撃を狙う作戦もあって(例えば複数の船に毛皮のキューブを載せた状態で、
 [毛皮]のカードを手札に5枚持っているとして、この高得点のチャンスに、5枚全部でなくあえて4枚だけしかプレイせず、
 わざと1枚手元に残しておきます。次の自分のターンまで、この時プレイした[毛皮]のカードが場に何枚か残っていてくれれば、
 次のターンで手元に残した1枚をプレイする事で、もう一度高得点を狙えます)、これが決まれば非常に痛快なのですが、
 言うまでもなく、次の自分のターンまでに場からその品物がなくなっている可能性は高いです。

 相乗り戦略とは、複数の船(3艘でもできますが、なるべく4艘(以上))に別々な品物を積んで
 他のプレイヤーのプレイに便乗した相乗りの収入を狙う作戦で、相性の良いスペシャルカードは
 売買契約書(「希望の船」のゲーム会ではキュゥべえと呼ばれていますw)です。
 上手く決まれば無双の体勢を築けますが、その状態になるまでやや時間がかかる事と、
 序中盤からマークされるとやや厳しい場合がある点には注意が必要です。
 どちらかと言えば、独占戦略は少人数プレイ、相乗り戦略は多人数プレイの時により力を発揮しますが、
 どちらの作戦も、2〜4人のいずれでプレイしていても十分に有力な戦略です。
 交易所は、どちらの戦略にもマッチするスペシャルカードです。
 
 独占戦略が決まって一気に大儲けするのも、相乗り戦略で他のプレイヤーの動きに神経を配りながら
 着実に儲けを積み上げていくのも、このゲームの大きな醍醐味です。
 あまり一つの戦略に固執しすぎず、色々な戦略を試してみてこそ、このゲームの楽しさを味わえると思います。


4.カードと資金をカウントすべし
 カウンティング(数をかぞえること)は殆どのゲームを攻略する為の基本中の基本ですが、
 勿論このゲームも例外ではありません。

 単純な例を挙げれば、既にカードが残っていない品物を船に積んでおくのは愚の骨頂ですし、
 終盤まで殆ど場に出ていない品物カードは、誰かがまとめて出す機会を狙っている可能性が高いです。
 相乗り戦略をやっているプレイヤーは、独占戦略を牽制する意味でも、
 こうした「誰かが固めて持っている(はずの)品物」を押さえておきたい所です。
 全てのカードを完璧にカウントするのはかなり大変な事ですが、およそでも構わないのでカードの枚数を
 カウントする努力をすれば、相手の手札を推理し、相場の流れを読む為の大きなヒントになるでしょう。
 また、相手がどのくらい資金を持っているかのカウンティングも、当然ながら重要です。
 こちらも全てを完璧にカウントするのは中々大変ですが、正しい行動を取る為には
 各プレイヤーとの資金の差を概算でも良いので把握しておく必要があります。
 特に中盤以降は、トップ目のプレイヤーに相乗りされる選択はなるべく避けるべきですし、
 逆に(他に良い選択がない時は)出遅れているプレイヤーに相乗りされるのは
 ある程度仕方ないと考えるべきでしょう。


5.カードプレイは他のプレイヤーとの相対的な差を重視して
 ある着手では10金を得られるが、他の着手では5金しか得られない場合、どちらがより得な着手でしょうか?
 結論から言うと、このゲームにおいては、いつも必ず前者の方が得な選択とは限りません

 このゲームでは、自分一人だけに収入が入ってくる行動ばかりを選ぶ事は非常に困難です
 それだけに、特に中盤以降カードプレイの選択の際は、自分に入ってくる資金の額以上に、
 他のプレイヤーとの相対的な差を重視すべきです。
 単純な具体例を挙げれば、2人プレイだとして、ある選択では自身に10金入るが相手にも7金入り、
 他の選択では自身に5金しか入らないが相手に1金しか与えないならば、原則として後者の方が良い選択です。
 (例外として、なるべく早くスペシャルカードを買いたいゲーム序盤では、その為に必要な金額を得る為に
 前者を選択する方が良い場合もあります
し、その後の展開の関係で前者を選択する場合も考えられるのですが)
 3人以上のプレイでは、これらの関係がより複雑になります。
 で述べた事にも関連するのですが、リードしているプレイヤーにたとえ少額でも金を与えるよりは、
 負けているプレイヤーに多少多めに与える方が良い選択という場合も、少なくありません。
 各プレイヤーとの資金の差を把握して、相対的に一番得な選択を選ぶ努力をしましょう



攻略のヒント出張版TOPに戻る
交易王の紹介記事に戻る

inserted by FC2 system