ゲシェンク  攻略のヒント出張版


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(ヒント1と2は、紹介記事の中にあります。)


3.相場は場の雰囲気を読みながら
 隣や近辺の数字がまだ出ていないカードがめくれた時、どのくらいチップが乗った段階で引き取るべきなのでしょうか? 
 この種のゲームでは、良く「相場観」という言葉が使われますが、個人的にはこのゲームにおける「相場」
 意外と固定的でなく、その時参加しているメンバーによって、結構流動的なものだと私は思っています。
 例えば、皆が(あなたの「相場観」よりも)比較的早めにカードを引き取る場においては、
 自分の「相場観」に固執して手をこまねいていると、中々カードを引き取る事ができず、
 結果として手元のチップをどんどん失う事になってしまいます。
 逆に、皆が(あなたの「相場観」よりも)たっぷりチップが乗るまでカードを引き取らない場で、
 自分だけ早目にカードを引きすぎていては、やはり他のプレイヤーよりチップが不足する事になってしまいます。
 手元のチップを減らしすぎないように、場の様子を見ながら、そのメンバーでの「相場観」を見極めましょう。


4.カードの価値は変動する
 カードの価値は、状況によって大きく変動します。
 山から新しくめくれたカードの隣や近辺の数字のカードを持っている人とそうでない人では、
 そのカードの価値が大きく異なる事は、これまでにも再三述べてきました。
 更に、隣や周辺の数字がまだ場に出ていない「孤立した」カードの価値も決して一定ではなく、
 ゲームの進行と共に随時変動して行きます。
 「孤立した」カードは、ゲーム序盤ほど(隣や周囲の数字のカードが山に残っている可能性が高い為)価値が高く
 ゲームが終盤に進むに従って価値が落ちて行きます
 一番カードの価値が分かりやすいのは、山札の一番最後のカードの隣の数字が場に出ていなかった時で、
 この場合カードに書かれた数字と同じ枚数だけチップが置かれた時(厳密にはそのひとつ前でも)
 そのカードを引き取るべき損得分岐点となります。
 
 念の為例を挙げて計算してみましょう。4人プレイと仮定して、[20]のカードが最後にめくれたとしましょう。
 ([20]の隣の数字は場に出ていないものとします)カードに20枚チップが乗った時点では、全員が5枚のチップを
 場に支払った状態になっています。ここで手番のプレイヤーがカードを引き取ると、それ以外のプレイヤーの得点は
 最後のカードがめくれる前と比べてチップを5枚失っているので、-5点となりますね。
 一見、カード引き取ったプレイヤーは±0点のように思えますが、引き取った20枚のチップのうち5枚は
 元々自分が支払ったものですから、引き取ったプレイヤーの得点は、カードがめくれる前に比べて
 増えたチップの合計が+15、引き取ったカードの点数が-20で、結局他のプレイヤーと同じく-5点となります。
 (そのひとつ前(チップ19枚の段階)のプレイヤーが引き取っても、同じく全員-5点という結果になります)
 
 但し、これは「最後の一枚」という特殊な状況にのみ通用する計算で、それ以外の状況では、
 カードを引き取るべきタイミングは、単純計算の損得分岐点よりもかなり早い段階になるのが普通です。
 後に隣の数字のカードがめくれる可能性があるからというのも勿論大きな理由ですが、それに加えて、
 まだゲームが終わっていない段階では、場の全員からチップを集める事の価値
 (逆に言えば手元のチップを減らす事のデメリット)が非常に大きい為です。
 3
でも書きましたが、カードの引き取り時は、各自の手元のチップのバランスを考えて判断しましょう


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