あやつり人形 攻略のヒント出張版


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(ヒント1と2は、紹介記事の中にあります。)


3.キャラクターの特性を知るべし
 ルール上の能力を知るだけでなく、もう一歩踏み込んで各キャラの特性を理解する事も重要です。
 私自身まだ良く分かっていない事も多いのですが、現時点で私が考える各キャラの特性を、
 簡単にまとめてみます。(キャラ名の下の太字の一文は、ルールに記述されている能力です)

  @暗殺者
   他のキャラクター1人を暗殺する
    このゲームの鍵を握るキャラクターです。
    このキャラを選んだ時、どのキャラを暗殺するかは、結構悩む所です。
    殺される(一回休みになる)のは滅茶苦茶に痛い事ですから、他のプレイヤーも、
    まずは殺されない事を意識してキャラ選択をする事になります。
    また、このキャラの能力が、ゲーム終盤にトップ目のプレイヤーの
    ゴールインを防ぐ、最後の切り札になる場合も良くあります。
    更に、このキャラの大事な特性として、最初に順番が回ってくる事
    決して殺されも盗まれもしない
安全なキャラだと言う事があります。
    原則として、7軒目の建物を建てたプレイヤーにこのキャラを引かせてはいけません。
    また、「宵越しの銭」を大量に持っている時は、是非とも引きたいキャラクターです。
    とはいえ、(基本能力以外の)ボーナスコインやカードを得られない為、
    このキャラばかり選んでいては流石に勝てません。
    この暗殺者が「埋まった」時は、スタートプレイヤーは安心して好きなキャラを「通す」事ができます。
    (私達は、キャラを殺されずに済んだ時、「通した」とか「通った」と言っています)

  A泥棒
   他のキャラクター1人から盗む。
    暗殺者は、アクティブなキャラクターを言い当てさえすれば
    (狙いが外れても)能力の空振りはしないで済みますが、
    泥棒の能力は、アクティブでかつ「宵越しの銭」を持ったキャラを言い当てないと
    空振りするので、盗みを成功させるのは意外と難しいです。
    また、仮に盗むのに成功しても、そのコインは次のラウンドまで使えない
    いわゆる「宵越しの銭」になるので、当然ながら盗み返されるリスクもあります。
    (ルール上暗殺者からは盗めない為)暗殺者にとって泥棒はあまり大きな脅威とならないので、
    プレイヤーをピンポイントで狙われない限り比較的殺され難い事と、
    早めに順番が回ってくる事も、このキャラの重要な特性と言って良いでしょう。
    一番最初のラウンドは、全員が2コインを持っているので、盗みの成功する確率も高く、
    泥棒を引くのは結構美味しい選択と言えます。

  B魔法使い
   他のプレイヤー1人と手札全てを交換するか、任意の枚数山札と交換する。
    ゲーム序盤では(殺されたり盗まれたりするのを避ける意味以外では)
    あまり積極的には選ばれにくいキャラですが、ゲーム中盤以降では、
    時として0枚と4枚のカード交換と言った、凶悪な能力を発揮する場合もあります。
    能力の発動先として、キャラクターでなく、プレイヤーを選べる事も重要なポイントで、
    原則として空振りなく確実にカードを得る事が出来ます。
    但し、当然ながらカードを交換した相手には手札を知られていますので、
    中に重要なカードがあれば、取り返しに来られるかも知れません。

  C国王
   黄色の建物カード1枚に付き1コイン獲得。ラウンドのスタートプレイヤーになる。
    いわゆる起家(チーチャ)を引けるカードです。
    (原則として自分の引きたいキャラを引ける)起家の権利は結構でかいですから、
    是非とも良いタイミングで引きたいキャラです。
    但し、起家のプレイヤーが暗殺者以外のキャラを選択すると、
    次のプレイヤーに、暗殺者を選んで50%の確率で起家のプレイヤーを殺す権利が
    生じますので、自分がトップ目の時には注意が必要です。
    このキャラを引くのが好きなプレイヤーが、長期政権を敷くパターンも良くありますが、
    そうなるとその右隣のプレイヤーはちょっと大変です。(笑)
    また、場札や手札に黄色の建物が多い時にも、当然選びたいキャラですが、
    (これはカラーボーナスを発動するキャラ全てに言える事なのですが)
    あまり図々しく自分に有利な色のキャラばかり選び続けると、
    当然ながら暗殺の対象になりますので、注意が必要です。

  D伝道師
   青の建物カード1枚に付き1コイン獲得。傭兵から攻撃されない。
    地味ながら安心感があり、カラーボーナスも得られるうえに、
    選んでしまえば考える事も少ないので、初心者向きのキャラといえるでしょう。
    (勿論、やり込んだプレイヤーはこのキャラを選ばない、と言う訳ではありませんが)
    私も最初の頃は、このキャラばかり引いていた記憶があります。
    暗殺された場合、「傭兵の攻撃を受けない」能力は発動しないはずです。
    (手元の日本語ルールの記述は、その部分がややあいまいなのですが)

    ただ、個人的には、「暗殺されても傭兵から攻撃されない」という
    ハウスルールを採用した方が面白いのではないかと思っています。

  E商人
   緑の建物カード1枚に付き1コイン獲得。コインを1つ獲得。
    とりあえず問答無用で1コイン得られる上に、緑色の建物カードは
    他の色の建物カードのほぼ2倍の枚数デッキに入っている為
    カラーボーナスも最も受け易い、非常に強力なキャラクターです。
    強力なだけに、暗殺の対象になる可能性が非常に高いキャラでもあります。
    「希望の船」では、暗殺者を引いて誰を殺すか迷った時には、
    「お約束」という感じで、この商人(又は次の建築家)を殺しておくのが定跡に近くなっています。
    序盤は特に死に易いので、タイミング良くこのキャラを「通す」事が出来ると結構嬉しいですね。

  F建築家
   カードを2枚獲得。同時に3枚まで建物カードを建てる事が出来る。
    問答無用でカードを2枚得られると言う、これまた非常に強力なキャラクターです。
    (但し、他の人よりカードを多く持っていると、魔法使いに狙われる
    危険も増えるので、注意が必要ですが)
    このキャラと魔法使い以外は、1度に1枚ずつ(それも基本能力で獲得できる
    2コインを諦めて)しか、カードを得る事ができませんから、手札を補充する為にも
    1回のゲーム中少なくとも1度は引いておきたいキャラなのですが、
    強力な能力を持つだけに、このキャラも非常に暗殺の対象になり易いです。
    ゲーム終盤は、リーチがかかった(7軒目の建物を建てた)プレイヤーに
    マークが集中しがちなので、比較的マークの薄い、建物5〜6軒の状態から、
    このキャラの能力を使って安目の建物を2〜3個まとめて建てて、
    一気に8軒目を建ててしまう作戦も、上手く条件が整えば有力な狙いとなります。
    但し、終盤の優勝争いの鍵を握る事の多いキャラだけに、
    終盤でこのキャラを「通す」のは、結構難しいですが…。

  G傭兵
   赤の建物カード1枚に付き1コイン獲得。
   建設コスト-1コインを支払って、他プレイヤーの建物を壊す事ができる。
    1コインの建物は、只で壊す事が出来ます。(但、終盤では他プレイヤーの
    安い建物は壊さない方が良い場合も良くありますが)
    2コイン以上の建物を壊すには、自らのコインを支払う必要があります。
    コインを支払ってまで相手の建物を壊すのは、やや非常手段的ですが、
    トップ目のプレイヤーを攻撃する手段として有効に機能する場合も良くあります。
    但し、順番が回ってくるのが最後な上、8軒目の建ったプレイヤーの建物は壊せないので、
    破壊するなら、手遅れになる前でなくてはなりません。
    「トップ目の建物を壊して欲しい」という意図が働く為か、
    カラーボーナスのもらえるキャラの中では、比較的暗殺されにくいキャラだと思います。
    (少なくとも「希望の船」でプレイする時は、そういう傾向があります)
    当然ながらこのキャラを選べば自分の建物を破壊される事はないので、
    実質的に伝道師と同じ能力(プレイ順が遅いですが)を持っていると言えます。

    ちなみに、ルール上自分の建物は破壊できません。(壊したい時もあるのですが(笑))


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